SOFTIC著作権セミナー
3Dプリンティングと著作権
新しい「ものづくり」への課題 −
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2015.10.1

 

ご挨拶


 製造業の現場では長らくデザインサンプルや試作用の部品の作成に利用されてきた3Dプリンティング技術。その裾野はプリンタ価格の低下によって急速に広がり、従来の製造業はもちろん医療や芸術等様々な異業種、また、個人や小さな組織においても、新しいビジネスの可能性を生み出しています。そして、それは同時に、新たな法的な課題をも内包しています。

  例えば、3Dプリンタで造形を行うためのデータの扱いや、すでに多数存在するデータ共有サイトの問題。3Dモデルと最終造形物の関係及びそれぞれの著作物性、3Dモデルをプリンティングする行為の著作権法上の評価。私的複製の該当性や、3Dプリンティングサービス提供者の責任の有無、等々が挙げられます。

  いっぽうで、3Dプリンティングに限らず立体物の著作物性の検討において欠かせないポイントである「応用美術」の問題を巡っては、その判断基準について2つの重要な判決が相次いで示されています*こうした判例動向の影響も、見逃すことはできません。

  本セミナーでは、これらの問題に関し、早くから考察を進めてこられた**奥邨弘司先生をお迎えし、著作権法上の課題を中心としつつ、関連する知的財産諸法も視野に入れながら、お話しいただきます。

 皆様の奮ってのご参加をお待ちしております。

* フォーエバー21事件 知財高裁平成26年8月28日
* TRIPP TRAPP事件 知財高裁平成27年4月14日
** SLN136号(2014/4)「3Dプリンティングと著作権〜今後の議論のための序論的考察〜」
** SOFTIC報告書26-2「ソフトウェアの間接侵害に関する調査報告書」

 

開 催 概 要

○開 催 日
平成27年12月4日(金) 13時30分−16時30分 ●開場 13時10分
○場  所

日本消防会館 5階「大会議室」(東京都港区虎ノ門2−9−16
TEL 03-3503-1486

○講 師

奥邨弘司氏(慶應義塾大学大学院法務研究科 教授)

○参加料金
SOFTIC賛助会員  6,480円(消費税込み)
一         般  9,720円(消費税込み)
○定  員 100名(定員になり次第締め切り) → ●お申し込み
○主  催 一般財団法人ソフトウェア情報センター

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プ ロ グ ラ ム

13:30 開会
内容
・3Dプリンティングとは
・3Dプリンティングの流れ
・著作権法上の課題
 −データと著作権、プリントと著作権、サービスと著作権、データ共有サイトと著作権 等
・意匠法、不正競争防止法等との関係
・まとめ
・質疑
16:30 閉会

※講演内容、時間等、急遽変更される場合があります。

 

講 師 紹 介

奥邨弘司氏(慶應義塾大学大学院法務研究科 教授)
略 歴 1991年 京都大学法学部卒業後、電機メーカー法務部門勤務
1998年 ハーバード・ロースクールLL.M.課程修了
1999年 同ロースクール東アジア法研究所客員研究員、Attorney at Law(米 国ニューヨーク州)資格取得
2004年 神奈川大学経営学部助教授(2007年より准教授)
2013年 慶應義塾大学法科大学院 教授
著 作 ・『アメリカの最高裁判例を読む〜21世紀の知財・ビジネス判例評釈集〜分担執筆(知的財産研究所・2015)
・「クラウド・サービスと著作権」Law & Technology 68号(2015)
・「慶應義塾大学法科大学院における企業内法務教育 〜企業内法務担者基礎力(MBL)に焦点を置いて」NBL1051(2015年6月1日)号
・「映画の著作者・著作権者─米国の場合」著作権研究41号(2015)
・『クラウド時代の著作権法 激動する世界の状況』分担執筆(勁草書房・2013)
・「3Dプリンティングと著作権〜今後の議論のための序論的考察〜」SLN 136号(2013)
・「電子書籍の中古販売・流通」ジュリスト2014年2月号 (No.1463)
・「クラウド、プライベート・ユース、オープン・コミュニティと著作権法制〜これからの10年のために〜」知財管理2013年4月号(2013)
・「ロッカー・サービスと著作権 −日米裁判例を踏まえたMYUTA事件判 決再考」高林龍=三村量一=竹中俊子編『年報知的財産法2012』(日本 評論社・2012)
・「米国における著作権侵害と差止命令−最近の裁判例に見るeBay事件合 衆国最高裁判決の影響−」コピライト610号(2012)
・「動画投稿共有サイト管理運営者と著作権侵害−民事責任に関する日米裁 判例の比較検討−(1)(2)(3)」知的財産法政策学研究33・35・36 号(2011)
・『フェア・ユースの考え方』共著(太田出版・2010)
・「米国における応用美術の著作権保護」知財年報2009・別冊NBL130号(2009)
ほか

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● お申し込み

下記申込用紙にご記入の上、電子メール(2015-2@softic.or.jp)またはファクシミリ(03-3437-3398)にてお申込ください。

申込用紙 PDF版    ワード版

・お申込み後、請求書の発送を以って受領・受付の確認とさせていただきます。
受講票は発行いたしません。当日は受付名簿にて、お申し込みの確認を行います。
・請求書お受け取り後、参加料を前日までにお振込み下さい。開催日以降になる場合はその旨ご連絡ください。
・振り込まれた参加料金は返金できかねますのでご了承下さい。なお、申込まれた方のご都合が悪い場合は、代理の方にご出席いただけます

<お振込先> みずほ銀行 新橋支店(130)普通口座 796799
<口座名義> 一般財団法人 ソフトウェア情報センター

 


● お問い合せ

一般財団法人ソフトウェア情報センター セミナー係
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-1-4東都ビル Tel 03-3437-3071  Fax 03-3437-3398
Web Site http://www.softic.or.jp/  メールアドレス 2015-2softic.or.jp 
*スパム防止のため@が全角になっています。半角に直して送信ください。

 

 

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