アップルが、ゴーグル型のヘッドマウントディスプレイ「ビジョンプロ」を発売した。 3,499米ドルだそう。本体のカメラ映像とCGが画像を合成したAR画像を表示し、指、目、声で指示を出すという。

今後20年の変化は、現在と20年前との変化よりも加速度が上がっていて、デジタルネイティブの(孫の)世代が働き手の中心となり始める20年後は、想像もできないことになっていることだろう。人間とのインターフェイスは、少なくともモーションや、目、声などは当たり前で、脳から直結ということもあるかもしれない。どのようなアプライアンスとなるかは分からないが、大きなゴーグルなどではなく、ごく小さなものだろう。大きな演算をこなす、今よりももっと微小な素子が開発されなければならない。全く素人だが、発熱問題をクリアする必要があると思われ(素子の発熱、ひいては熱暴走は今でも経験されるところだが)、今とは異なるアーキテクチャの素子が実用化される必要があるのだろう。

それにしてもこの「ビジョンプロ」、価格からすると、さしずめ中古車を頭に載せているようなものではないか。街なかを、このディスプレイを装着し、突然、指をパチパチしたり(タップ?)、小声で何かを呟く人がウロウロする光景を思い浮かべて思わず笑ってしまった。そういった揶揄をすることは、自分が時代から遅れ始めているという証左なのだろう。親の世代がスマホの操作に慣れなかったのと同様、時代に取り残される。でも、目から入る映像と体感が異なるのは苦手で、車酔いのようになる。時代遅れと言われても着けることはないだろうな・・。

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