今日は9.11です。24年前の今日、私はフィラデルフィアにいました。光陰矢の如し。つい昨日の事のよう・・・。
一体、この残暑はいつまで続くのだろう。朝夕は多少、風が涼しく感じるようにはなったが、今朝は愛宕神社でまだクマゼミが啼いていて、ツクツクホウシの声は聞こえなかった。昨年、ツクツクホウシの声を聞いたことを書いたのは8月21日。とすると今年は去年より3週間以上も夏が長いことになる。暑さ疲れだろうか、体力も気力も落ちていると感じる。老人力が増したということかも。暑さ寒さも彼岸まで、というから来週一杯位かな。
気象庁には「異常気象分析検討会」なる検討会が設置、運営されている。文字通り、異常な気象現象が発生した場合に、それを分析し、その発生要因等を気象庁見解として公表する役割を担っているという。9/5に開催された同検討会では、議題として①「2025年夏の記録的な高温と少雨の特徴およびその要因について」、②「2025年8月前半の大雨をもたらした大規模な大気の流れの特徴について」分析検討され、議事概要はまだ公表されていないが検討会の様子が報道されていた。曰く「この夏の暑さについて『異常気象だと言える』と評価」、また検討会で報告された研究成果を受けて「発生する確率が『60年に1度程度』とまれな現象でしたが、地球温暖化の影響が無いと仮定した場合、『ほぼ発生しない』」、また大雨は「地球温暖化による気温や海面水温の上昇によって流れ込む水蒸気の量が多くなり、降水量が多くなった可能性を明確に示している」。(NHKによる報道)
素人ながら、地球温暖化が関係しているとは思っていたものの、検討会を構成する科学者の皆さんが言うことだから、間違いがないのだろう。科学による分析結果は、私にとっては真実として信じられる事柄(しつこいですか?)の一つだが、世の中はそうでもない人々もいるようである。今年2月にあったロサンゼルスの山火事や、7月に起きたテキサス州の大洪水などの報道に接すると、温暖化の影響があるに違いないと思うし、そうした解説も結構、目にした。ところが信心深い人達の一部には、それは神様が与えたもうた試練(新約聖書「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。」)であって、それには忍従して当たり前(試練を乗り越える力になるのはいい事だろうが)、地下に眠る化石エネルギーは神の祝福=神からの贈り物であってそれを試練の元凶だなんて考えることはあり得ない・・・正確に引用できないがそんな解説を読んだ。某国大統領は、キリスト教福音派の支持を受けたいがために、環境問題には目を向けないのだと(どんなに非道なことが行われてもイスラエルを支持するのも)。某国大統領自身は? とても「敬虔」という言葉とは程遠いところにいそうなので、福音派の言うことを聞いている(聞いたフリ?)のは、彼にとっては政治的なことに過ぎないのだろう・・・事実かどうか分からない、いい加減な推測を言ってます。
さてここからが本題だが、更なる地球温暖化を防止していくための対策の一つに再生エネルギーの活用がある。以前に、それ自体で化石燃料を使わないEVでも、発電で化石燃料を使っては元も子もないという趣旨のことを書いたが、最近、化石燃料を使わずに製鉄するという、グリーンアイアン(ゴルフ用語っぽい響きですが)のことを知った。<前置きが長くなったので、本題は続きで>