まさか読まれていると思いもしなかった知り合いの方から、最近投稿がないですね、と言われました。すみません。そういう訳でということでもありませんが、続きを書きます。

書けなかった言い訳はいろいろあるが、前の書き込みからちょうど2か月が経過してしまった。なんと「残暑」と書いているではないか。世はすでに立冬を過ぎ、冬の入り口付近。クールビズの名残という訳でもないのだが、ノーネクタイで過ごすのが常となって、ふと確認をしたくなり、通勤時にすれ違う人々の首元を注意して見てみた。洒落た(昭和!)企業にお勤めと思しき方だけでなく、私に似たような昭和サラリーマン風の方でも、圧倒的にノーネクタイの人が多い。私としては、寸暇の貴重な朝の着替えの時間短縮になるだけでなく、かしこまった席にも出ないし(かしこまった席はネクタイ、という感覚自体が古いのかもしれない)、首を絞めつけて服従の気持ちを表すのも最早時代遅れという気持ちで、もうネクタイはいいやと思っている。いや、でも寒いときはネクタイがあると首元は暖かい。

さて奇しくも昨日からCOP30が開催されている。環境問題は興味事項の一つだ。もう半年も前になるが、グリーン水素を使っての直接還元によって製鉄するというプロジェクトがナミビアで始まったというJETROの配信記事を目にした。ナミビアは国を富ませることもあって水素立国を目指しているという。その一環でドイツ企業とのパートナーシップで始まったHyIronというプロジェクトだ。製鉄というと、高炉でコークスを焚いて鉄鉱石の還元と溶解をするもので、CO2を目一杯出すけど致し方ないものという固定観念があった。電気を使って鉄スクラップを溶解する電炉だとコークス燃やすよりCO2は出なさそうだが、鉄鉱石からの製鉄ではないし、発電の方法次第ではCO2を結構、排出するんだろうなと思っていたところ、「グリーン水素」で化学的に還元して後に溶かして鉄にするというのだ。直接還元法の製鉄というのは、不勉強で知らなかったが、資源エネルギー庁のサイトで勉強して意味が分った。

HyIronプロジェクトでは、水素を、太陽光で作る電力を用いて水の電気分解によって作り出す。↑の資源エネルギー庁の記事によると、実現までにはまだ暫くかかりそうな印象を受けるが、門外漢で理解の程度は知れているものの、技術開発が進んでいるということに嬉しく感じる。気候問題の解決の一つであり、このプロジェクトはうまくいって欲しいし、日本でも行われている同様のプロジェクトにも期待したい。

ところで、このプロジェクトがどんな場所で行われているのかに興味を持った。便利になったもので、Google Earth (やGoogle Map。他にもアプリがありそうだが)で、居ながらに見知らぬ世界へと飛んでいくことができる。行ったことなど勿論ないが、ナミビアは一見して分かるが国土の大部分は赤茶けた砂漠である。太陽光パネルはこれかな(22°25'48"S 14°57'51"E)…。そしてその近くのバーチャル散策をして、しばし思いを馳せた(現実逃避が好きです)。不思議な地形が…。露天掘のウラン鉱山らしい。

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September 11, 2025 • 4:32PM